星になってから 第三者委員会
第三者委員会  概要

調査委員会の構成メンバー

氏 名肩書き専 門
吉中 信人
(委員長)
広島大学法学部副学部長法律学
深屋 正信
(副委員長)
スクールガード・リーダー(警察OB) 危機管理
江頭 大蔵広島大学法学部教授社会学
竹野 英敏広島工業大学教授教育学
大塚 泰正広島大学大学院准教授臨床心理学
清水 壽一郎広島国際大学医師医学

調査の経過


調査委員会は、2012年12月 7日(金)~2013年 5月28日(火)の間、全9回実施された。


関係者への聴取等
期 日概 要会 場
2013年 1月11日
(金)
教職員(4名)への聴取A中学校
2013年 2月 7日
(木)
教職員(1名)への聴取C中学校
2013年 2月13日
(水)
教職員(2名)への聴取D小学校
A中学校
2013年 2月25日
(月)
保護者(2名)への聴取A中学校
2013年 3月 1日
(金)
生徒アンケート実施のための趣意書、承諾書の配布A中学校
2013年 3月 4日
(月)
生徒アンケート実施のための承諾書の回収
生徒(108名)および保護者アンケート(276名)配布
※郵送によるアンケート回収(生徒73名、保護者159名)
A中学校
2013年 3月20日
(金)
教職員(1名)への聴取市教育委員会
2013年 3月22日
(金)
生徒への聴取実施のための趣意書、承諾書の配布A中学校
2013年 3月25日
(月)
生徒への聴取実施のための趣意書、承諾書の回収A中学校
2013年 3月26日
(月)
生徒への聴取(8名)
教職員へのアンケート配布(26名)
※郵送によるアンケート回収(14名)
E地域センター
A中学校
2013年 3月27日
(月)
生徒(3名)への聴取E地域センター
2013年 4月 2日
(火)
教職員(1名)への聴取
保護者(1名)への聴取
B中学校
E地域センター
2013年 4月23日
(火)
教職員(2名)への聴取Fセンター
  【アンケート】
  • 教職員  26名(回収14名)回収率53%  ※回収率が低い
  • 生徒   108名(回収73名) 回収率67%
  • 保護者  276名(回収159名 回収率57.6%
  【聴取】
  • 教員9名(小学校教員含む,Z教員,W教員2回)
  • 生徒11名(野球部9名,他2名)  ※生徒の聴取人数が少ない。
  • 保護者3名

2013年4月1日 事件に関係した先生が他校に異動となる


第三者委員会の調査中に事件に関係した先生が他校に異動となり、調査の妨げとなる。
教頭先生O隣の市の中学校に異動。
担任教師X同市内の中学校に異動。
数学教師Z隣の市の中学校に異動。
野球部コーチW任期満了で離任。
野球部顧問Y異動なし。
その他、生徒などのアンケートなどに携わった教師も異動となる。

2013年9月4日 再発防止につながらない調査報告書

[星なった少年]の両親は、第三者委員会が作成た調査報告書を再発防止につながらないと判断した。
このため、調査報告書の最終版(2013年9月4日版)を非公開とすることにした。

※その後、2013年10月22日に[星になった少年]の両親は報告書が再発防止につながらないとして、市議会に第三者委員会による再調査を陳情した際に調査報告書を一般公開することに踏み切った。
[星になった少年]の父は、「調査報告書を一般公開することで児童心理士など専門家や親に、これでいいのかしっかり見ていただきたい。」と語っていた。
第三者委員会  遺族への対応

遺族への対応の経過

2012年12月22日調査委員会と初回会合
遺族の資料提供
  • [星になった少年]の野球日誌
  • 第三者委員会へ望むこと
  • [星になった少年]がどんな子だったのか
  • [星になった少年]の行動記録(野球部資料)
  • 家庭での[星になった少年]の行動記録
  • 2012年11月1日 保護者説明会で話した内容
  • [星になった少年]に指導した4人の先生からのヒヤリングメモ
2012年12月24日[星になった少年]の父から第三者委員会委員長へメール
遺族として「第三者委員会へ望むこと」をまとめ調査委員会へ提出
  • 私たち遺族が望むこと
  • 調査の進め方
  • 明らかにして欲しい内容
  • 取り入れて欲しい調査方法
2013年 2月 1日聴取の対象範囲について([星になった少年]の父から第三者委員会委員長へメール)
遺族として幅広い調査を希望し、2年生生徒全員への聴取を要望。
2013年 2月22日委員会へ遺族の参加
12冊のアルバム提示、事件2日前に撮影した素振りビデオ、アンケートへ
[当日の息子の様子]を記入する欄の追加を要望。
2013年 2月24日聴取の対象範囲について([星になった少年]の父から第三者委員会委員長へメール)
遺族として幅広い調査を希望し、全生徒、全保護者、全教員へのアンケートを要望。
遺族として「第三者委員会へ望むこと」を再送付。
2013年 3月15日NHK特報首都圏 事実が知りたい ~学校へ親からの叫び~へ[星になった少年]の両親が出演。
調査委員会の参考にして欲しいと第三者委員会委員長へ「DVDの視聴を貸出す」
2013年 4月12日調査委員会委員長、副委員長が遺族へ報告。
「アンケート結果から教師の指導がとても適切だったとは言えない報告書に記載していかないといけない」と報告を受ける。
2013年 5月15日調査委員会委員長、副委員長が遺族へ報告
教師の指導との因果関係について話す。
「数学教師Z教諭がきっかけをつくり、野球部コーチW教諭が死に至る因果、経過や寄与度は一番大きい」「先生方の指導がなければこういう結果にはなっていないのは間違いない」
「指導に問題がなかったとはとても言えない」と報告を受ける。
※報告書には当日の指導について具体的な指摘が記載されていない。
2013年 6月10日調査委員会委員長、副委員長が遺族へ報告書を持参する。
熟読して疑問点を確認させていただく、と回答をする。
(口頭で数点コメント)
2013年 7月 6日教育委員会(増田部長、市場調整監)へ調査委員会報告書の疑義を伝える。
熟読して疑問点を確認させていただく、と回答をする。
  • 事実確認がしっかり出来ていない。
  • 当日の指導についての分析・評価がない。
  • 教師の責任回避の言葉が多く含まれる。
2013年 7月11日調査報告書改訂1版が郵送にて届く
遺族側が正式に報告書に対する回答をしていないのに、6/10の口頭でコメントした数点のみ一方的に修正されていた。
2013年 7月30日再度、教育委員会へ調査委員会の報告書について、教育委員会としての対応を申し出る。
  • 事実確認がしっかり出来ていない。
  • 当日の指導についての分析・評価がない。
  • 教師の責任回避の言葉が多く含まれることについて。
2013年 8月12日[星になった少年]の両親は、調査委員会に報告書見直しの要望書と質問状を提出した。
  • 教育委員会へ事実確認をし、調査委員会に再調査及び検討の指示を要望書。
  • 合わせて、藏田市長へ現状について手紙を出す。
  • NHK広島 お好みワイドに両親が出演。
2013年 8月23日要望書に対する回答について説明を受ける(増田部長、市場調整監)
設置した教育委員会の責任として調査委員会の現状を是正していただくように依頼。
教育委員会宛の要望書を調査委員会へまる投げする対応を受ける
2013年 8月26日[星になった少年]の父親が文部科学省へ陳情に出向く。(教育委員会が対応してくれないため)
【要望事項】
  • 指導死事案の実態把握の義務化。
  • 独立性、公平性、中立性が担保できる調査委委員会設置の義務化。
  • 息子の事件について、独立性、公平性、中立性が担保できる調査委員会設置を県教委を通じ,市教委への指導。
  • アンケート原本の開示について県教委を通じ,市教委へ指導。
2013年 8月27日要望書の受け止めを聞くため調査委員会と会う。
調査委員会の責務は教育長へ報告書を提出することであり、遺族の質問に答える義務は無いと回答を得る。(回答書)
2013年 9月 1日教育委員会より遺族へ最終報告書が届く
2013年 9月 2日遺族が市議会へ陳情書を提出し「市長部局へ再調査」を要望する。
教育委員会は遺族に説明もせず、一方的に調査報告の記者発表をプレスリリースする。
2013年 9月 4日市教委教育長へ報告書が提出される。委員長自ら記者発表を行う。
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